2017年9月18日

平成29年度県青連第4ブロック商工青年の主張大会南地区大会が松伏町商工会館で行われました

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「平成29年度県青連第4ブロック商工青年の主張大会南地区大会」が6月1日、松伏町商工会館で行われました。

当日は三郷市の席が足りない!というアクシデントもあったほど、それぞれの青年部から部員が応援に駆け付け盛況裡に開催されました。

今年度は八潮市商工会青年部 片山秀隆君、吉川市商工会青年部 大熊隆史君、松伏町商工会青年部 中山友則君、庄和商工会青年部 野村一生君、そして三郷市商工会青年部のエース神谷譲副部長の5名が主張発表をされました。発表順を決める大事な抽選!ハラハラドキドキしますね~抽選箱の中から渾身を込め引き出して、頭上に高く掲げた神谷君!番号は!?なっなんと2番!(特に意味はありません)心の準備を整える10分間が出来たことでしょう…笑

トップバッターの吉川市大熊君の主張が終わり、二番手は…待ってました!イェェーイ空前絶後の~超絶孤高の青年部員~青年部を愛し~青年部に愛された男~そう、我こそは~たとえこの身が朽ち果てようと花火を求めて命を燃やし、燃えた炎は大輪となり~見るものすべてを笑顔に変える~そう、ご存じ、我こそは~神谷 譲イェェーイジャスティス!と素晴らしいパフォーマンスで自己紹介を始める訳ありません…汗。いつもの神妙な面持ちで静かに演台に立ちました。「青年部活動に参加して~リーダーシップとは何か~」と題して10分30秒の神谷劇場のはじまりはじまり…

『9年前に事業継承のため三郷市に移り住み、現在は薬局を一人で営んでいる。当時は花火大会を楽しみにしている一人であったが、商工会青年部が主催であることを知り、運営がどれくらい大変なのか?自分が知らない世界を見たい!と思ったことが入部の動機である。入部して2年目から花火委員会に所属し、4年目となる昨年は花火大会の実行委員長を務めた。その時の経験から「リーダーシップとは何か」ということについて話していきたい。

三郷サマーフェスティバルは三郷市最大のイベントとして市内外に認知されているが、一方で飲食物の販売がない、駅の混雑がひどい、協賛広告の効果が弱いなど課題が山積していた。私たち青年部は毎年それらの課題の解決に向け一歩一歩進んできた。親会は保守的な風潮が強く、革新的な提案には慎重な意見が出ることが少なくない。例えば「屋台ブース」の構想については、「部員が行えば良い」という意見が根強くあった。会場の大きさ、来場者数を考えると1か所のブースでは不可能なわけで、イベントをより良いものにしようという現場の意見とは大きな温度差があった。

また、青年部の中でも、花火委員会は1年任期で毎年メンバーが変わっていたため次年度への意識が薄く、「もっと成長性のあるイベントにするんだ」という覚悟で花火委員長を引き受けた。そして組織づくりと効率化のため3つの改革に着手した。

花火委員は経験の浅い、入部二年未満の部員に限定。過去の経験やり方を引きずることはデメリットの方が大きいと判断した。

翌年に向けた動きをスムーズにするため、花火委員の任期を2年にした。
会議の効率化を図るため、細部は委員長と担当者でやり取りし、基本的に会議は報告の場とした。
経験の浅い部員ばかりだったので、かえって前任者からのしっかりとした引き継ぎが必要との意識に繋がった。また、個々のメンバーが担当者として動くことが増えたため、会議の時間が飛躍的に短くなった。

委員長を務めて一番大変だったことは花火大会全体を把握することだった。予算、警備、挨拶まわり等、挙げればきりがない。委員長になって初めて分かることの多さに驚愕。花火大会が迫ってくるにつれ、スケジュールがタイトになり、本業の薬局は片手間でやっている状態。資料作りも中途半端になってしまうこともあったが、部員からは不満の声一つなく最後までモチベーションを維持してくれた。

そして昨年、市内の飲食店を会場に誘致する「屋台ブース」が実現した。親会から反対されてスタートしたので、各課題について完璧な回答が必要であった。戸別訪問による出店交渉、食中毒対策、食品衛生協会の講習、火災等について消防や警察との打ち合わせ等々、何年もお蔵入りになってきたものだが、必ず実現するという覚悟が実を結んだ。しかし、昨年は雨天延期という大会史上初のトラブルに見舞われたため、結果的に出店者各位に多大なご迷惑をかけしてしまったが、今年は更に屋台ブース部門を前進させるべく鋭意進行中だ。
花火委員長として得た3っの教訓。

「覚悟」によって生まれる力。投げやりにしない、最後まで前向きに取り組む意識の根拠となった。メンバー一人ひとりが自ら考え、自ら動くという姿を見せてくれたので、安心して任せることができた。

性格・力量・事情を正確に把握することの重要性。個性豊かな集まりの中で、筋を通しつつ相手の性格に合わせること。また、相手の力量に見合った仕事を与えることで、達成感を通じてより強固なチームワークを築くことが出来る。その上で会議を極限まで減らし、家業への影響を抑えることがリーダーの仕事。

二手、三手先を読むこと。来月に何をすべきか、そこから逆算して今月何をさせるべきか、今日の会議で何を決めるべきか。きちっとした線路が引けていれば脱線せずに済む。

これらの教訓の上にリーダーシップとは何かが見えてきた。それは「徹底して矛盾を嫌うこと」会議のあり方を見直し、残すべき部分と捨てるべき部分を見極める。イベント全体の問題点を分類整理した上で、極力全てに矛盾なく対応するための構想を描く。メンバー間での責任の所在を明確にしてうやむやにしないこと。誰が見ても正しいといえる形を目指し、そのために誰よりも自分に厳しく手を抜かないこと。最後は必ず実現する意思と方向性を示すことが信頼関係を生んだと思う。

青年部で得られた経験は将来社員を増やす時に必ずやプラスになる。青年部活動も家業も今後ますます忙しくなるが、効率化を進めて両立していきたい。私たちの町がより魅力的になるよう、三郷市商工会青年部は一丸となって前進しいく。』

理路整然とした主張、神々しい威厳が会場を包みこみ静寂へ。それから3秒後…われんばかりの歓声と鳴りやまない拍手、そしてスタンディングオーベーション。筆者の頭の中ではそういった状況が描かれていた…笑

5名の方々それぞれが青年部員としての熱い思いを主張されました。結果はもちろん我が三郷市商工会青年部のエース神谷譲副部長も最優秀賞の一人に選ばれました。ブロック大会もご期待下さい!

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